肝腎要とお控えなすって

少し前にBSで、250年前のイタリアのヴァイオリンを修理する日本人の職人さんの仕事ぶりが紹介されていました。
の中で、接着剤のニカワの特性が語られていましたが、なるほど!
その特性と(再生産前の)レスポールのネックジョイント方法があれば、肝腎要の部分はバッチリ。後はボディとネックの構造バランスだもんね。

あらかじめ指板が貼られたレスポールのネックをタイトボンドで接着しても二重の意味でナンセンス。。。
モロ音に出る事ですが、それ以前に楽器なんだから鳴らなきゃしょうがないっしょ!
アコギもエレキも鳴らすための構造は基本的に同じ。

Fenderのディタッチャブルネックは、破損やらが起きたらネックだけ、もしくはボディの換えが利くからなんてのがその一番の利点だ、なんて言われてきましたが、そんな「テストで悪い点を取りそうだから今のうちに言い訳を考えておこう」みたいな理由で決めたなんてあるわけないっしょ‼︎
ニカワの代わりがネジとプレートなんですよ。

ギブソンの箱物やレスポールの様な複合的な構造と違い、単一素材のボディのフェンダーだからこそのハードロックメイプルネックなんでしょうね。

なんてのをこの番組観ながら思ってましたが、この手のそもそもに迫っていく話って、とんとお目にかからなくなりましたね。

気になったら調べたらイイんですよ。
でもネット時代だからと言って、一から十までまとめて書いてあるなんてものはありません。
でもでも、「あっ、それって...」とあっちとこっちが結びついて閃くのが人間やってる1番イイところですからね。

さてさて、セミホロウのギターでやってみたかったこととは、
これです!

"Guitar"の筆記体がたまりませんね。
そうです、ラベルなんです。
アコギはサウンドホールを覗くとお目にかかれますが、ギブソンの箱物は「fホール」の中に貼り付けてあったりします。

こんな風に、fホールからチラリと見える品質保証ラベル。
んじゃフェンダーも同様かといえば、シンラインにはそんなものございません。
あ、ウチのPalominoちゃんにもありませんな。

でもせっかく自分で組み上げたんだから、fホールに何がしかのラベルが貼ってあってもイイじゃないですか。

んじゃひとつやってみますか。




見えてきましたよ。
"CUSTOM MADE"
なるほど。
何か写ってますね。
ノスが住み着いていますぞ‼︎

私は何をやってるんでしょね。
なんでシンライン組み上げの最中にノスフェラトゥのモチーフが入ってきたのかよく覚えていませんが、fホールの隙間からわずかに差す光がラベルの一部を照らし、ボディの角度を変えていくと...
ブルーノガンツが、「昼の間はおらぬ」と言っていた伯爵は何処じゃ?と屋敷中を探し、暗い小部屋の石棺の蓋をずらすと、お休み中のノスが現れる。
名画の印象的なシーンがギターの中で再現できるなんて素晴らしいじゃないですか!

ということでその全貌は、
ん〜、我ながらなかなかの出来。
自分で組み立てたんだから保証もへったくれもなくて、自分でメンテするだけですが、保証書というより氏素性。お控えなすって、というところですね。
左下は、『時というものは、千の夜のように深く淀んでおる』
ノスフェラトゥの名言ですね。
署名っぽく入れた"nosferatu"のフォントが、" f "の字がご覧の通り長くなるもので、偶然にもfホールみたいなのはこれまた妙ですな。

fホールからチラ見できるのは、どれくらいの大きさが良いのかイマイチ不明だったので、いろんなサイズのデータをネットプリントで印刷、一番外側の楕円に沿って切り取って糊付けしました。 

う〜ん、これはやり遂げた感がありますね。
鳴りが良くて音も良くてオリジナルの要素も詰め込んだ(ノスだけじゃなくてね)ギターに感無量。

じゃ今回でシンライン最終回?

いやいや、実はもうひとつだけやり残してることと、ギターの大事な話がまだあるので続きますよ。
んじゃ。


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