Tiger, Tiger, トラトラ、シマシマ





前回放っておいたブログを復活させて、何やら良さげなネックの写真を投稿したと思ったら相変わらずまたそれですか?
総統お怒りシリーズの「レッドジョンの正体にお怒りです」で溜飲下がったんじゃなかったの?

まぁまぁ、メンタリストは今有料になっちゃった環境なので観てませんが、レッドジョンが本当に霊能力者で、今度はそっちと自分の心との対決に苛まれるという、深くて想像を超える展開を期待しちゃう眉村卓世代を見事に裏切り、アホのFBIと一緒にズルズルやって最後はセプテンバーかい!

「霊能力者」なのは前振りがしっかり効いてたにも関わらず、本人の断末魔でちょこっとと語らせて片付けるのは、ほんと馬鹿にしたやり方で、キャストが次々に居なくなっちゃうのは、ミスターロボットでもやってましたね。あれも期待値高かっただけにラストシーズンが酷かった。 

「おおっスゲー!どうなんだんべ?」というエンディングだった3rdシーズンの後に、主役がフレディ映画に抜擢されてしばらくお休みだとかでイヤ〜な予感はしていたのですが。。。
あの無理くり終わらせるやり口がとても雑で、心血注いだスタッフの情熱もどこへやら。
ミスターロボットは音楽の使い方(選曲)のセンスが素晴らしかったのに、4th シーズンが始まったとたん「ん?」という違和感があり、案の定。。スタッフもいなくなっちゃったんでしょうか?難破船から次々と逃げ出すように。
最後はデカくて深く横たわっている悠久のテーマに突っ込んでいかざるを得ないのは最初からわかっていたはずなんだからねー。

あ、すみません、ちゃんとネックのお話ししますよ。


オー!これなんですね。

そうです。ネックだけ手に入れたのです。
ストラトの1975年もの。
で、トラトラ。


何きっかけだったか忘れましたが、ebayを彷徨っていたら70'sストラトのパーツがゴロゴロ関連アイテムに出てきて、何を今さらと思いながらめくってみる中で目に止まったのがこちら。

シミ様の汚れやなんだかんだの見た目なので、同時期の他のネックよりは割安。
ホホー、んじゃ詳しく見てみるか。
で、先ほどのトラトラ。

トラ杢が何なの?といえば、これは決して見た目上のルッキズムの話じゃありませんのは、今さら説明不要でしょうか。でもないか。

先の写真群で、ネックの裏側、ヘッドの裏にもうっすらと出ている、メラメラとした縞模様。
これは角度を変えるとそのシマシマがホログラムのように変化して見えることから、人呼んで「虎目」「タイガーストライプ」「タイガーフレイム」という、木目とはまた別の「杢」と言われるもの。

へえ〜そんなんがレスポールのボディトップやなんかに出てるんだって!と聞きかじって大層感心したのは、、今からウン十年前以上前のミドルティーンの頃。

それから幾年月経った今や、虎杢や玉杢がそんなにイイなら、それこそウィリアムブレイクもびっくりのびっしりとキッツイしましまが全体にむらなく入ったバリトラの、またはトライポフォビア(集合体恐怖症)も裸足で逃げ出す「鳥目、玉目」びっしりのネックが差し込まれてるカスタム高額ギターが出てたりと、思いっきりズレズレになった市場。

しかしこちとら観賞用のトラが欲しい訳じゃありません。
あくまでイイ音のするギターが欲しいわけで、「イイ音」こそ優位点なんですよ。

「Fenderはネックが命」とはよく言われることですが、70年台前半までのFenderは、「ハードロックメイプル」という通り名のイースタンシュガーメイプル?の固〜いネックと、軽量ボディのマッチングが素晴らしい鳴りを生み出すというのが花でありましたが、その後はなぜか。。。という次第。


してこのネックは1975年製。こりゃギリでイケるかもよ⁈と直感でひらめいたのは、このブログで紹介してきた、長年の知己との付き合い(といっても、76年製ストラトと自分)で知り得たその素晴らしさと、ボディ&ネックのポテンシャル。

そのネックの見た目から想像できる未来、組上げたギターから放たれる素晴らしき響きを思い描くと放っておけなくなっちゃんたんですよ。


その知己との思いつきは、詳しくは次のリンクページで、
してその後のご発展は、
ラベル"STRATOCASTER"でどうぞ。

ハードロックメイプルにはうっすらと虎目が出現することがしばしばあり、その美点を生かしてレスポールのトップには真ん中から左右対称にブックマッチさせて貼られているわけですな。

まさにタイガータイガーの「汝の畏るべき対称を創りえたものか?」

しかしこれはそれ以前のゴールドトップ期にはまれで、金色の塗装を剥がしてみると、左5/2がトラで、右3/5が杢の出ていないものという、金色で塗りつぶしちゃうんだから別に真ん中で合わせてなくても良かんべ、片っぽトラで片っぽのっぺらぼうでもいいべ?ということだったのが伺える写真がかなりの数雑誌に載ってたりしましたのよ。

 

そして、58年のレスポールからは木地が透けるサンバースト仕様の為、んなら虎目を生かしてバイオリンのバックのように、レスポールのトップはセンター合わせのブックマッチでやったらいいじゃん?となり、でも全面のっぺらぼうでトラさんがおらず、鳥目ちゃんがちょこっといたりというのも多いのも事実。

つまり必ずしも木材にまんべんなく杢が出ているわけではないということで、何が言いたいかというと、フェンダーのハードロックメイプルネックに現れる虎目も、偶然に出てるのがネックの形状に製材された後も残っていたといいうもの。

初めにトラありきではなく、固いハードロックメイプルが先に立って、たまたまそこにトラがいたと。

 

で、さらに、ネックエンドから透けて見える斜めのシマシマ。

 

マグロ仲卸業者が尾びれを落とされたその切り口から身の具合の良さを鑑定するかの如く、この斜めの細かいシマシマは、固い上に目の詰まったグレイトネックなのでは?!

我が76年ストラトも薄虎の上に、細かいシマシマが尾びれを切り落とした、じゃなかったネックエンドの塗装をはがしてみたら、すわブリジットライリーの作品か?と見紛うばかりのお見事に精緻なシマシマ。



それが、今回購入したネックにもebayの画面上で見て取れてしまったのだからそりゃほっとけないっしょ!

という次第でございます。


 

実はeBayのネックエンドの写真はこれだけ。

でも、真ん中から右半分にうっすら細かく見えるシマシマでピーンときたのですな。


で、届いてみた図がこちら。


まだ塗装は剥がしてませんが、どうやら思ったとおりでしょ?


長くなっちゃったのでこの辺で。

つづく





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