怪奇骨董音宝箱 echoplex EP-3

エコエコプレックス

03/12月/2011 13:48


 

 

突然ですが、皆さん”GAS”ってご存知ですか?

 

ジャンピンジャックのフラッシュ様さ。てんでイカすだろ?ではなく、

ウルトビーズがオルフェの妻に「死んでからもニオイが鼻について取れない」とか言ってたあれでもなくて、

それは、”GEAR ACQUISITION SYNDROME(機材獲得症候群)”の略で、GEARは”GUITAR”に置き換えられるとも。

「もうコレで最後だな、余は満足じゃ」だの、「もう買うもの無いね」とか言った舌の根も乾かぬうちに、またひとつ、またひとつと手に入れてしまう、特に中年に多い困ったちゃんのことだそうです。

 ん〜、やばいですね。

でもあたしの場合は、もはや興味が『そもそもの音がなんだったのか?というもの』のみですので無駄打ちはねえゼと思っても、結局いつまでたっても止まる気配がないのは、立派にこのシンドロームですな。

スタンダールの次はコレか。。。

思い起こせば、ふた昔前頃には『ほとんどビョーキ』という言い方もありましたね。いつの世も気をつけねばということでしょう。

 ところで表題は何かと申しますと、

小学生の頃に読んだ漫画の黒魔術使いの女子高生がいまだ忘れられない症候群ではなくて、

こちらでございます。



 
『マエストロ エコープレックス〜』(EP-3)

 なんだよ、そーゆーのを『舌の根も〜』とか言うんじゃんかよー。

まあまあ、『そもそもの音』の話ですから。

 いわゆるエコーマシーン、ディレイ(アナログでもデジタルでも)の類いは今まであまりピンと来るものがなく、魅力を感じる世界ではありませんでした。

んがっ、そこに目を開かせてくれたのがこのエコープレックスでございます。

後のディレイ群はこの効果をコンパクトに模したもので、また、某国産の立派なテープエコーも所有していたこともあるのですが、やはりこの音には及ばないですな。

 しかし、んじゃらばエコープレックスさえ手に入れちゃえば一件落着かといえば、そうそう簡単に問屋が卸してくれないのがヴィンテイジものの常で、こちらも手に入れたときは大変安価でラッキーでしたが、とりあえず使える状態に近づけるには色々ありました。

 外観は、蓋には取手が無く、ロゴプレートも留め具も全て失われており、一角には野獣が喰いちぎった様な大穴が開いております。

音出ししてみると、良い音はするのですが、結構へろへろの音。

で、中を開けると大きなモーターを止めているネジが4本中2本欠損。当然モーターグラグラ。

かろうじて残っていたネジもこの通り。


ひん曲がっています。

ネジ専門店で訊いてみてもこの長さは無いと言われ、ダメ元でアキバ千石ギターパーツフロアでインチネジの引き出しをがちゃがちゃ開けるとありました!

どうやら、ポールピース用かなにかのインチネジで、ちょい長なのでナットを噛ましてボルトオン!

ちゃんと固定できました。

お次は、電源部のコンデンサー。

下の写真のちび二つの位置あった銀色のコンデンサーを交換。



オレンジスプラグではなく、今回は安く上げました。

どれどれ、これで電気もバッチリ流れて少しは良くなったかなと、テープを戻して繋いでみると、

なんと、エコー掛からず!

ヒエ〜ッ!やっちゃった??

あわててネットで回路図と当時のマニュアルをダウンロードするも、あ〜これでいつぞやのampegの様に少しずつチェックして修理するはめになってしまったかと、クラクラしてしまいましたが、

実は



結局、左写真の様にテープを掛けていたのが原因。右の様に直して無事解決。

あ〜良かった。

で、肝心の音の方はというと、へろへろはテープの劣化が主要因の様ですな。

でも一番短いディレイタイムのスラップエコーではしびれるサウンドが!

やはり模した機材では、このしびれる音は無理なんですな。やっぱり。

 
しかし、エコープレックス伝説の、『ブースター効果』『プリアンプ効果』に関してはあまりその片鱗も伺えません。

さらに、”SUSTAIN”ツマミをフルにしても、チョンワチョンワ.... と止まらなくなるあのサチュレーションが起きません。なぜ???

 
へろへろテープは最後の砦ということにして、次に手をつけたのは、

エコープレックス最強サイト、

http://www.regiscoyne.com/echoplex/で紹介されていた、コンプレッサー回路の除去。

主に後継機種のEP-4に多く付けられたというこの回路は、「音質に良い影響を与えず」とものすごく評判が悪かったそうで、先のダウンロードしたマニュアルにもメーカー自らが「撤去方法」を載せています。


真ん中の二階建てに成っている基板の二階部分がそれで、簡単に撤去できます。

それと気になっていたのが、どう見ても後付けの謎のジャック。


パワースウィッチ兼用のSUSTAINポットに繫がっていましたが、何の切替か結局解らないので撤去。

すると、おお!サチュレーションが復活しました。チョンワチョンワが止まりません。

だがしかしっ!


このバーを左右に動かしてディレイタイムを変化させ、先ほどの飽和したチョンワチョンワがドンブラコ〜ドンブラコ〜チョパチョパチョパッと素晴らしくうねるのは、ジミーペイジのテルミン等でおなじみですね。

しかし、このバーが途中で引っかかる様な強い感触があり、その箇所もその度まちまちだったりして、どうもいけません。



内部を点検してみると、バーの下から生えているこの写真の下側に見える2本の撚ってあるケーブルが、どうもシャーシのエッジやちょっとした突起なんかに触れると思った以上に引っかかりの抵抗を示す様で、断線を防ぐ意味でも、回路部から伸びているケーブルを、なるべく何処も触れない様な位置にとどめるしか仕様がなさそうです。



大体この辺りかなと、

指で押さえてマーキンングし、シャーシに穴を開け結束バンドで固定しました。

これで何とかバーの動きはスムーズに。

 

さてさてここまで来て、私の中で都市伝説化している、『ブースター効果』=パワーがバコンとブーストされる、『プリアンプ効果』=音の輪郭めっきりくっきりかといえば

ん〜、目立つ様な変化はなし。

どうなんでしょうね?

コンプレッサー回路撤去も、この状態では効果の確認ができるほどとは言えません。

さあ、どうしましょ〜。

あ〜っっ!ノブが壊れた!!!



 

したらば、コモリっきりで作業なぞしていないで、オンモに出てみましょうよ。

でも雨だぜ。

 

 

 

ashes to ashes, reel to reel

06/12月/2011 20:24 


 

 

む〜、風邪を引きました。2年ぶりくらい?
どうも弱ってますなー。

ということで、前回ご紹介したエコープレックスですが、
ひとつ軽く見ていた部分があります。


パイロットランプが点かない。

てっきり中の電球が切れてるから取り替えればオケーじゃねえの?と、先日特殊電球専門店に赴いたのですが、写真のケースにプリントされている『28V 40mA』とは中身の球のことにあらず、実際中に入っていた球を見てもらった所、高圧対応のネオン球だそうで、ご主人がテスター様の機器でチェックして下さった所見事に点灯。

接続されてる抵抗かなにかの不良ではないかと教えて下さったのですが、近所に付いてる抵抗はテスターでしっかり値出てるしなぁ。

知識不足でお手上げ状態。

 して特殊電球専門店を後にして、秘かに考えていたあの都市伝説の解明、『プリアンプ効果』の考察を深めるべく、都内某所を訪れました。
そこにはウチのとは大違いの、キレイな、取っ手も取れてないエコープレックス EP-3が。

 ウチのでは感じられなかった、歴然とした効果(というのも動画サイトにあふれている、EP-3のプリアンプ部をコピーしたコンパクトペダルブースターの試奏動画でパコンと音圧があがってメリハリくっきりに変貌する様を見聴きしてしまったからで、んならば、状態の良いEP-3を使用して同じ効果を得られるかどうか)を実験してみたかったのです。

 アンプがきちんとドライブしてないとダメなんじゃないかとか、歪み系と一緒に使ってみると違うんじゃない?とか、ヴィンテイジマーシャルをチンチン&爆音にしてみたり色々試すことができました。

 結論:
ブースター効果はやはり無し。考えてみればインプットレベルのコントロールなど付いていないEP-3ですからね。

昔持っていた国産のテープエコーにはINPUTのレベルスイッチやノブが付いていて調整可能でしたが、EP-3はエコー音のレベルは調整できるものの、入力信号をブーストできるわけではないのでそりゃそうだ。『EP-3のプリアンプ部をコピーしたコンパクトブースターペダル』には大抵ブーストレベル調整ノブが付いていますが、EP-3には無いのです。

では『プリアンプ効果』は?

これは自宅もチンチンマーシャルも一緒でしたが、直結に比べEP-3(のみ)を通した際には、適度に音粒がナラされた様です。しかし言い換えれば、直結の場合の微妙なピッキングや指のニュアンスがもろに音圧を激しく左右するのと違って、おとなしくなるということ。ここポイントですね。

『歪み系と一緒』については、古めのオーヴァードライブ一個を噛ましてみましたが、う〜ん、コレではよく解らず。コレについては、ウチにあるFUZZFACEやCOLORSOUNDでおいおい検証しましょう。

しかし、『プリアンプ』の効能で言われる『バッファー効果』については、インピーダンスの関係やらなんやらで有効とのことですが、そもそも『バッファー』とかいう発想など必要としない機材スタイルとギター人生ですので、正直どうでもいいです。ここもポイント。

 話外れますが、『バッファー』とか『バイアス』とかビジネスで使われることって多いんですよね。あれが死ぬほど嫌いです。それって、いわゆる『テストで悪い成績を取りそうだから今から言い訳考えておく』ってのと一緒だと思うし、もっと言うと『ボディブローの様に効いてくる』とか言うのも大嫌いですねー。『ボディブローの様に効いてくる、はずでして. . . 』って言ってるのと一緒じゃん。うかつに使うと一気に説得力無くなると思うんだけどなー 。

 ということで、EP-3は素晴らしきディレイ音とのブレンドを純粋に楽しむっちゅうことで我が家は一件落着ですか。

アンプが良い音してたらいいじゃん。というところでしょうか。

ブーストしたきゃブースターペダル持ってるし、さもなきゃAIWAのオープンリールでやってる先逹もいますしね。

ちなみに我が家で活躍している録音機材はこちらです。


SONYのポータブルオープンリール(英語ではreel to reelだそうな)デッキ。

使用するマイクは、付属のこちら。


これで実にいい音で録れるんだからたまりませんなぁ。

 では、少しずつ見た目もキレイにして、パイロットランプもいつかは直して大事に末永く使いましょう。

 

 

 

デ〜イジ〜デ〜イジ〜ギミヨアンサドゥ〜

07/12月/2011 20:04
 

 


? HALですか?

いえいえ、


エコープレックスのパイロットランプが直りました!


結局、このケースに書いてある『28V 40mA』規格の電球で良かったそうで、ハンダ付けされていたネオン管は、オリジナルが切れたため手近にあったものをくっつけた→でも直らず→そのまんまといった所でしょうか。

 

マロリーちゃん

14/12月/2011 21:33 


 

 

パンプアップっ!?

なにが?

先日来いじくり倒しているエコープレックスですが、ここに来てかなりの進展が!


読めますでしょうか?

マロリーのコンデンサーを交換しました。


俯瞰の図だと、こんな感じで左と中央の基板に刺さってるこのマロリーちゃん達を、思い切って新しいものに交換してみました。

電源部のでかいオレンジスプラグは、すべて新しい470uFものに交換しましたが、この回路のマロリーちゃん達は躊躇していました。

トーンニュアンスの結構な部分を司っているのでは?との思いがあって、かなり微妙というか、ゆらゆらした部分が重要なエコープレックスですから、すっきりしすぎてしまってはなぁとのアレだったのですが、結局交換して大正解!

まあ、微妙な音質に関しては、その周りにあるオレンジドロップの方なのかも知れませんね。

で、どうなったかというと、テープのヨレヨレ(ドライブベルトも相当ゆるゆる)は置いといて、どうもエコー音とそのリピート具合が弱々しく、基板上のトリムポットや、レコードレベルポットを調整してみてもイマイチ効果が上がらずだったのが、今回のマロリーちゃん撤去NEW電解コン投入で、めっきり効きが向上しました!!!

といっても、実は交換直後全くエコー音が途切れてしまい、あちゃ〜またやってしもた〜と、割り箸を使って基板上をトントン触診していた所、ズブズブと音をたてている抵抗がひとつ。



この基板上の左の角、青丸パーツの上にあった抵抗が一部割れており、足ももげました。
緑色の円柱が新しい電解コンデンサーですね。

なので、マロリーちゃんと、交換した壊れていた抵抗どちらによる不調だったのかははっきりは解りませんが、まあ、めでたしめでたし。

例の、サスティンポットを目一杯上げると始まる、チョンワチョンワのサチュレーションも、目盛り7あたりから起き始め、目一杯にするとナイスな歪みまで出る様になりました。

この、黒い四角のトランスの下に付いている丸いトリムポットが、かなりエコー音のアウトプットレベルに関係している様で、

この穴に隠れてるレコードレベルポットと、先ほどの基板上のトリムポットの調整具合が肝要な様ですね。

 して、あらためてエコープレックスを通さない(バイパス)バヤイと、通してもエコーヴォリュームを絞りきった状態の音を比べてみると、以前はローファイに音の粒ががナラされたと感じていた、バイパス時の強弱のダイナミックレンジの『弱』の方が底上げされた感じ、決して『強』の方を弱にあわせてつぶしたわけではないかもね、という感触があります。

 
どうやら、コレが都市伝説の『ブースター効果』かも知れませんね。
でも、いわゆるペダルブースターの様なバコンんとレベルが上がるものではありません。
この辺が微妙な部分、私の中で都市伝説化していたものでしょう。

 さてさて、後はオーダー済みの新しいテープカートリッジとドライブベルト、そしてお楽しみ♡のシミツのパーツの組み込みです。

 

EP-3 #2

10/1月/2013 23:39 


 

 

おーい雲よー、馬鹿に悠々と呑気そうじゃないかー
   おーい
      おーい

山にこだまするのは飛雄馬最後の悲恋、山の診療所のナース、美奈さんの声。

その後に例のズベ公お京さんのくだりがありますが、あれはお京さんからのラブコールに、美奈さん以来かたくなに心を閉ざしてしまっている飛雄馬毛程もなびかずであったので、お京さんの悲恋。当時のヤサグレ度は飛雄馬の方が上。

しかし(お京さんの)竜巻グループが左門をカモにしようと初めて画面に登場するシーンに流れるピック弾きベースのグルーヴィチューンといい、ゴーゴークラブでスピンされるNYパンクの様な曲といい、大リーグボール3号誕生に連なる新宿シークエンスはたまらん!東映ズベ公映画以来、久々に興奮してしまったなぁ。

しかししかし、あの曲群はどうやら関連CD(サントラ、ミュージックファイル)には収録されて無い様で実に残念。

年末年始巨人の星漬け&過食&過度な飲酒による胃腸不良を、いつものごとくカシミールカレーやLEE20倍カレーなんかでリセット。インだか悪いんだか。

タモリ倶楽部でやってた中野のインド人がやってるインド居酒屋に行ってみたいなぁ。全てスパイス調理の煮込みとかから揚げとか、めちゃくちゃウマそうだった。

 
えー、なんでしたっけ?

そうそう、『こだま』でしたね。お正月開けの我が家に久々にこだまするのはエコープレックスちゃんの超アナログ音。

この度リピート(エコー)音声が何とか人並みになった次第。

結局最大の原因はテープカートリッジだった模様。


エコープレックスクローンの現役機F社のカートリッジ(右下)が一番の新品だからこれでしょと装着していたのですが、エコー音がウネったりテープの回転が止まったりとヒドい有様。

結果的には元々のカートリッジ(中央上)のものが一番スムーズ。な〜んだ。

*今回のカートリッジ不調は、私の持っているものの個体がたまたま良くないものだった様なので、決してF社のカートリッジが良くないなどとは言っていませんよ。でも、新品で買ったんだよな。現在カートリッジだけのバラ売りをしてないそうで探すの苦労したぜ。

ま、そこに至るまでいくつかやってみました次第をご紹介。


あれっ?こんなに錆びてたっけ??

 ヒドい回転ムラや突然停止はやはり駆動系の力がちゃんと伝わっていないのかなと、唯一テープに直に動力が伝わる「キャプスタン」「ピンチローラー」部に注目。

左の黒丸が「ピンチローラー」、その右の銀円柱が「キャプスタン」。

エコープレックスのスウィッチを入れると階下のモーターからのベルトドライブで回転するキャプスタン、そこにピンチローラーを乗せたレバーが緑矢印方向にガシャンと移動し、キャプスタンとピンチローラー双方の回転で青矢印を通るテープがスルスルと送られると言う仕組みは、テープものの常套。

この密着度が低い為に動力がウマく伝わらないのではないかと、ピンチローラーレバーの可動範囲の調整を試みる事に。


あのレバーに繫がっているのがこの装置で、電源を入れると写真左側のパーツの中身の何かしらが右のパーツ群を引っ張り、その先に繫がったピンチローラーのレバーを動かすと言う訳。

その稼働範囲の調整はおそらく紫矢印のナットで行うのであろうと、密着方向へ少々クルクル。

もうひとつは、ルーブルケイション。
潤滑でございます。

F社テープ装着時は、回転ムラがヒドい上に『キュルキュル〜』っとやたらウルサいのです。これは回転パーツ群が擦れまくっているのではないか、と言う訳で、オイル注すならタービンオイルがいいみたいよと知り早速アマゾンヌ。


安かったけどやたらデカイのが来ちゃった。まぁ100mlってこんなもんか。


キャプスタンの根元やら青矢印等に注油。

しかし結局は最初に書いた様にカートリッジ内のテープ巻き取り&送り出しがスムーズでない事が原因だったので、注油は今後の長持ちの為と考えましょう。

 

【注油の注】

再掲するにあたって付け加えます。
このタービンオイルの注油は失敗でした。潤滑機能は問題ないのでしょうが、とにかくクサイ!
ミシン油というか、それ的な匂いがずーっとしっぱなし。
最近になって(記事から4年も経って)ようやく治まってきました。

ちなみにこのエコープレックスEP-3は、

POTデイトからすると’73年製。

真ん中の基板は平屋でコンプレッサー回路は無し。
左の基板の電解コンデンサーは新しいものに交換されています。
電源周りのコンデンサーも交換されていたりとか、私の入手以前にメインテナンスされていた様です。

残るは、最長ディレイに調節レバーを右いっぱいに移動すると、テープに刻まれた過去のプレイが甦ってしまうという問題。

これは消去ヘッドの具合?らしいのですが、位置調整といっても取り立ててそれ用のネジなんか無いし、土台からひん曲げてやるしかないのかなぁ。
まずはめでたしと、ケースに戻しました。

以前の記事とはあれっ?別物??とお気づきになるかも知れませんが、そうなんです。

#1は残念ながらモーターがイカレまして引退となりまして、その後運良く大変安価で今回ご紹介した#2を手に入れたのです。延いては#1はパーツ取りとしてありがたく役立てたいと思っております。

そうそう、外観はこんな感じ。



またやってんのかよ〜。

はいやってます。

水面の己の姿に見とれてるのがナルキッソス(ナルシス)ですな。

その横でつまんなそうにしてるのがエコー。

この後つまんないが高じてエコーはその姿が消えてしまい、後には声だけが残ったとさというお話が、所謂「こだま」の「エコー」の語源だそうな。

ウォーホルのディレイエルヴィスに、最も有名なリバーブ館。

この御仁はエコープレックスの発明者、Mike Battle氏です。

何かと手がかかり、妙な具合に見舞われる事の多いエコープレックスですが、その手間をかける価値がありすぎる程の他では絶対得られない音。

大事にしましょね。

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